2026.07.13
医院の「当たり前」を求人の魅力に変える
7月11日、マネジメントコンサルタントの株式会社PMC様が主催する「PMCアワード」に、株式会社グランジュテとしてブース出展いたしました。
当日は、弊社クライアントである徳島県の八幡歯科医院・理事長による成果発表がありました。
発表の中では、弊社が採用代行を開始した2024年以降、応募数・見学数・採用人数が大きく増加したことをご紹介いただきました。

直近2年間で37名を採用
八幡歯科医院様における、直近2年間の採用実績は次のとおりです。
- 歯科医師:見学5名、採用2名
- 歯科衛生士:見学20名、採用12名
- その他職種:見学55名、採用23名

合計では、80名が見学し、37名の採用につながっています。
徳島県は、残念ながら労働人口の減少が進んでいる地域です。
採用対象となる人材そのものが少ない地域では、求人を掲載して待っているだけでは、十分な応募母数を確保することが難しくなっています。
それでも、医院の強みを整理し、求職者に伝わる形で発信することで、応募・見学・採用につなげることは可能です。
求人でも医院のブランドをしっかり伝える
患者様向けには、医院の理念や診療方針、治療の特長を丁寧に発信していても、求人になると給与や勤務時間だけを掲載している医院は少なくありません。
しかし、求職者が知りたいのは条件だけではありません。
- どのような考え方の医院なのか
- どのような患者様が来院するのか
- どのようなスタッフが働いているのか
- 入職後にどのような経験を積めるのか
- 自分がどのように成長できるのか
こうした医院のブランドや方向性を、求人でも明確に伝える必要があります。
「条件が良いから応募する」だけではなく、「この医院で働きたい」と思ってもらえる応募理由をつくることが重要です。
医院の「当たり前」を求人の魅力に変える
採用支援をしていると、医院側が当たり前だと思っている制度や取り組みが、求職者にとっては大きな魅力であるケースが多くあります。
例えば、社会保険、住宅手当、研修制度、有給休暇の取得、子育てとの両立支援、勤務時間、退勤時間、スタッフ同士の協力体制などです。
制度があっても、求人に書かれていなければ求職者には伝わりません。
また、「研修制度あり」「福利厚生充実」と書くだけでは、具体的な働き方をイメージしにくいものです。
どのような研修があるのか、実際にどのようなスタッフが制度を利用しているのか、入職後どのようなサポートを受けられるのかまで言語化することで、医院の魅力が伝わりやすくなります。

業務の特長を具体的に記載する
求人票に「歯科衛生士業務全般」「歯科医師業務全般」とだけ記載しても、実際の仕事内容は伝わりません。
担当制なのか、予防業務が中心なのか、アシスト業務との割合はどの程度なのか、どのような患者層が多いのか、どのような技術を身につけられるのか。
業務内容や仕事の特長を具体的に記載することで、求職者が入職後の姿を想像しやすくなります。
これは応募を増やすだけでなく、入職後のミスマッチを防ぐことにもつながります。

労働人口が少ない地域ほど、採用活動の質が重要
労働人口が減少している地域では、一人の求職者を複数の医院が採用しようとします。
そのため、求人を出しているだけでは、他院の求人に埋もれてしまいます。
必要なのは、医院の魅力を掘り起こし、求職者目線で言語化し、求人やスカウトを通じて継続的に発信することです。
八幡歯科医院様の事例は、採用が難しい地域であっても、医院のブランド、福利厚生、業務の特長を丁寧に伝えることで、応募母数を増やし、採用成果につなげられることを示しています。
今回、弊社の採用支援による成果をPMCアワードという場で発表していただけたことを、大変うれしく思います。

株式会社グランジュテでは、今後もそれぞれの医院が持つ強みを明確にし、地域や職種の採用市場に合わせた採用活動を支援してまいります。
著者プロフィール
株式会社グランジュテ
代表取締役 伊藤 祐子
シンガポール航空客室乗務員を経て、大規模医療法人の立ち上げ・組織構築に10年以上携わる。自費率7割の歯科医院体制を構築し、人材採用・組織づくりの実践経験をもとに、現在は歯科医院専門の採用支援を行う。2014年の創業以来、800医院以上の採用代行をサポート。

