2026.07.28
スカウト無料数を全部使い切る医院は、採用に失敗する
歯科医院の採用支援を行うグランジュテでは、求人広告の原稿を作ること以上に、スカウトメールの送付に時間をかけています。
なぜなら、どれだけ魅力的な求人広告を掲載しても、求職者に見つけてもらえなければ応募にはつながらないからです。
一方で、スカウトメールも、ただ大量に送ればよいわけではありません。
グランジュテが大切にしているのは、「誰に、どのような内容で届けるか」 を丁寧に設計することです。
全員に同じスカウトを送っても、候補者の心には届かない
求人媒体に登録している歯科医師へ、全員同じ内容のスカウトメールを一斉送信している医院も少なくありません。
しかし、テンプレートをそのまま送っただけのメールは、候補者にもすぐに分かります。
「自分のプロフィールを見ずに送っている」
「誰にでも同じ内容を送っている」
そう感じたスカウトメールに、わざわざ返信しようと思う先生は多くありません。
グランジュテでは、候補者一人ひとりのプロフィールを確認したうえで、
- 先生のプロフィールをきちんと見て送っていること
- なぜこの先生に勤務していただきたいのか
- この医院で働くことで、先生にどのようなメリットがあるのか
を具体的に記載します。

大切なのは、「あなたに来ていただきたい理由」を伝えることです。
反応がなかった候補者にも、状況を見ながら再アプローチする
一度スカウトを送って反応がなかったからといって、転職の意思がないとは限りません。
グランジュテでは、過去にスカウトを送付した先生でも、数日以内に求人媒体へログインしている場合は、転職活動を続けている可能性が高いと判断します。
ただし、同じ文章を何度も送り続けるわけではありません。
最初のスカウトで反応がなければ、次は別の魅力を伝えます。
最近では、6回目のスカウトメールで応募につながったケースもありました。
無料スカウトを全部使うことが、正解ではない
医院の先生から、
「無料で送れるスカウト数は、全部使い切ってほしい」
と言われることがあります。
しかし、応募の見込みが低い候補者へ無差別に送るスカウトメールは、
採用活動ではなく、ただの迷惑メールになりかねません。
興味のない地域や条件の求人を何度も送れば、
候補者に不快感を与え医院の評判を落としてしまう可能性もあります。
スカウトメールは、無料数全部送るものではありません。
応募の可能性がある候補者へ、応募したくなる内容で届けるものです。

1週間に3通でも、反応率100%を目指す
グランジュテでは、クライアントの医院に対して、次のようにお伝えしています。
「スカウトメールは、1週間に3通程度しか送らないこともあります」
数だけを見れば、少なく感じるかもしれません。
しかし、私たちが目指しているのは、送信数を増やすことではありません。
送った候補者からの反応率100%を目指すことです。
スカウトメールは「営業メール」ではなく「個別の採用提案」
候補者の状況を読み取り、医院の魅力をその人に合わせて伝える。
これが、スカウトメール運用で最も大切なことです。
求人広告を掲載して待つだけでは、採用が難しい時代になりました。だからこそ、医院側から候補者へ働きかける必要があります。
ただし、数を送るだけのスカウトでは、候補者の心は動きません。
グランジュテは、候補者一人ひとりのプロフィールと向き合い、「なぜ、この医院で働くことが先生にとってプラスになるのか」を考え抜いてスカウトメールを送付しています。
採用を成功させるのは、スカウトの送信数ではありません。
候補者に向き合った回数と、伝え方の質です。
著者プロフィール
株式会社グランジュテ
代表取締役 伊藤 祐子
シンガポール航空客室乗務員を経て、大規模医療法人の立ち上げ・組織構築に10年以上携わる。自費率7割の歯科医院体制を構築し、人材採用・組織づくりの実践経験をもとに、現在は歯科医院専門の採用支援を行う。2014年の創業以来、800医院以上の採用代行をサポート。

