●託児スタッフとして保育士を採用するとき
こんにちは、丹野祐子です。
幼稚園や保育園の仕事は朝が早く、夜はイベントの準備で遅い。
そんな理由で歯科医院に転職する保育士が最近増えています。
保育士を歯科医院で採用し、しばらく経つと「託児の仕事がほとんどない」と退職することがあります。
歯科医院側としては「保育園や幼稚園での仕事がキツかったはずなのにどうして?」と思いますよね。
保育士を採用するときに仕事の7割方が診療補助としっかりあらかじめ伝えておくことが重要です。
そして歯科助手の仕事を積極的に覚える姿勢があるかどうか。
さらに保育士を歯科医院で採用して採算が取れますか?
例えば30分枠で根治1本治療の患者さんのお子さんを託児したとしましょう。
診療にはドクター+衛生士、託児に保育士、根治は1歯だけでしたら診療報酬は500円程度、採算がとれません。
ドクターが多い医院で複数のユニットで治療が回っていたら問題はありませんが、ドクターが一人の医院の場合はどうでしょう。
保育士を採用する前に歯科助手の仕事がメインになること、採算がとれるのか?をよく考えてから採用しましょう。